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風俗にまつわる有名人のコラムコーナー

kaku-butsuカクブツJAPAN〜俺にも言わせてくれ〜

kaku-butsuにゆかりのある人物が、週替わりで、時に熱く、時にクールに風俗に限らず世の中(ニュース、カルチャー、スポーツetc...)について、語り尽くすコラムコーナー

第19回は、レギュラーのAV監督の鎗ヶ崎一監督が、大詰めを迎えたブラジルW杯の優勝チームを大胆予想します!

AV監督
鎗ヶ崎一

「超高級ソープ嬢」シリーズなどの主観映像による風俗物や、「SOD女子社員」シリーズなどのバラエティ物を得意とする。単体女優さんをキレイに撮る事にも定評がある。 業界一のサッカーフリークとして有名。

「浅田真央と日本代表とロッベン、そしてメッシ」

2014/07/10(木)

AV監督 鎗ヶ崎一


ワールドカップの話は、まず我らが日本代表の話から始めたい。

日本人にとって、勝負事の結果は、勝つか負けるかの2つの内の、どちらかである。
日本人は、白黒ハッキリされる事が大好きで、長らく勝ち負けにこだわる事が美徳とされていた。
今年の冬、ロシアで浅田真央が、フリーで圧巻のスケーティングをするまでは。。。

浅田真央が、私たち日本人に教えてくれた、勝負事における勝ち負け以外の新しい価値観。それは「おそらく負けるであろう勝負であっても、自分の進んできた道(やり方)を、頑なに信じ、全力で、そして完璧にやり遂げる事。その事に全身全霊をかたむける。結果はどうあれ。」だ。
これに、私たちは猛烈に感動し、心震わされた。
その結果、浅田が結局何位だったとかは、全く覚えていないが、そのスケーティングは、ずっと記憶に残るだろう。

日本対コロンビア戦。
日本は勝った所で決勝トーナメントに行けるか分からなかった。であるならだ。日本がやらなければいけなかったサッカーは、そう、浅田真央サッカーだ。
「自分達の信じてきたやり方を徹底的に圧倒的にやる。ラインを上げて、ひたすら攻めまくるサッカー。ショートカウンターを狙い続け、パスを繋ぎまくり、取られたら取り返し、長身フォワードがいないのだから、放り込まず、縦にドンドン入れるサッカー。たとえ、何点取られても、中盤より前の選手は、とにかくシュートを打つ。アドレナリンを上げて、ひたすらゴールマシーンになる。1人10本は打つ。全員で80本ぐらいシュートを打つサッカー。最後にはベンチにいるフォワード全員入れて6トップでやる、打って打って打ちまくるサッカー」

そんなサッカーをしてくれたら、結果はともかく、一生忘れないけどな。しかも、ハメス・ロドリゲスが出る前のコロンビア2軍には、勝てたかも。

でもまぁ、ザックは浅田真央のニュアンス分かってなかったろうなぁ。いつか、やっぱり日本代表の監督は日本人が良いと切に思う。

さて、今書いている時点で(準決勝前)ベスト4は、ブラジルVSドイツ、オランダVSアルゼンチンとメチャクチャ良いカードになった。各チームとも、伝統的な戦術があり、華のあるストライカーがいる。どこが優勝するだろう。しかし、私はすでに、それを予想する資格は無い。なにしろ、開幕前に私が予想した優勝チームは、穴狙いであるとはいえイングランドだった。ノープレッシャーのルーニーが大爆発してMVP。今年色々あったジェラードが涙を流しながらカップを掲げる…完璧な筋書きだったのだが…。開幕してからも、予想チームはコロンビア、メキシコ、フランスとドンドン変わり、ことごとく消えていった…

違う視点で予想してみよう。Kaku-butsuのワールドカップ企画を見てみると、そりゃあ断トツでブラジルの「エロウトスタイル」みかちゃんだが、待てよ。アルゼンチンの「東京乙女組」まふゆちゃんも…。かえって難しいぞ。

今回のワールドカップ、ひとつだけ気になる事がある。
「審判団、ドリブラーに緩くないか?」
特に、ロッベンの再三のシミュレーションを取らないのは、南米の大会なんだし、ドリブルは華だし、盛り上がる。「そこは取らないで行こう」
という雰囲気は無いか?
となると、優勝のカギを握るのは、各チームのドリブラーの出来だ。
であるなら、ネイマールを失ったブラジルは痛すぎる。反対にアグエロが戻ってくるアルゼンチンは、あまりに有利だ。
そして、いよいよメッシがマラドーナを超えるのか。
とにかく、決勝はブラジルVSアルゼンチンでお願いします。その時、南米はどうなってしまうのだろう。絶対に目撃したい!

なんて、これが掲載される時、すでにブラジル、アルゼンチンが敗退しているなんて事、あるなぁ…