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ソープ用語の基礎知識

一般の風俗店ではなく、ソープランド特有の言葉をわかりやすく解説します。
ソープランドの「マット技」の名前については、「マット技の大辞典」をご覧ください。

【あ行】

青線(あおせん)
1946年にGHQが公娼廃止指令を出してから1958年に売春防止法ができるまで、政府に公認されることはなかったが、売春が行われていた地域のこと。現在、その面影を感じられる地域はほとんど現存していない。
赤線(あかせん)
1946年にGHQが公娼廃止指令を出してから1958年に売春防止法ができるまで、半ば公認で売春が行われていた地域のこと。現在は廃止されている。吉原などは赤線の名残を感じられるエリアである。
あがり部屋(あがりべや)
プレイが終わった後に通される部屋のこと。高級ソープ店の場合、ここでお茶を出されたり、次回の参考にするためのアルバムを見せられたりする。送迎の車を待つ意味もある。
あがる(あがる)
「お客さんが帰る」という意味。ソープ嬢が退勤する、ソープ嬢が卒業するという時にも「あがる」は使われるが、お客さんが帰る時にソープ嬢が内線電話で「お客様あがりまーす!」などと言う。
揚代(あげだい)
江戸時代、遊女と遊ぶために払うお金のこと。
揚屋(あげや)
遊女を招いて遊興させる家のこと。現在のラブホテルのような役割だった。
アレキサンダー遊び(あれきさんだーあそび)
3人以上の女の子と遊ぶこと。二輪車を超えた三輪車以上の遊び。
泡踊り(あわおどり)
お客さんがマットに寝た状態で、石鹸の泡で陰毛や胸を使って全身を洗うこと。
泡姫(あわひめ)
ソープランドで働く女の子のこと。ソープ嬢。
椅子洗い(いすあらい)
ソープに行くと、お客さんはスケベ椅子に座らされ、股間を中心に洗ってもらうことになる。この時に下腹部を刺激することで性的興奮を呼び起こす。女の子によっては、この直後からフェラでチンコを勃ててくれる。
ウエトラ(うえとら)
ウエットトラストの略。風俗嬢が膣の中に入れる注射器型のスティックローション。
裏を返す(うらをかえす)
現在は一般の風俗用語として使われている「裏を返す」は、もともとソープ用語。「裏を返す」は、同じ女の子をリピートするという意味。遊郭の時代には2回目の登楼をすると、遊女の名前を記した札を裏返したことに由来する。
S着(えすちゃく)
スキン着用の略。コンドームをつけてプレイをすること。
オールタイム(おーるたいむ)
「営業時間すべて」という意味。時間帯によって金額が変わるお店もある。
花魁(おいらん)
江戸時代の遊郭で働く女性の中でも、特に上位の女の子が「花魁」と名付けられた。
お清め(おきよめ)
射精の後にフ●ラをすること。いわゆる「お掃除フ●ラ」。
お仕事派(おしごとは)
きっちりとお仕事をしてくれる技やテクニック重視の女の子のこと。反対語は「恋人派」。
お風呂(おふろ)
ソープランドの通称。

【か行】

会員制ソープランド(かいいんせいそーぷらんど)
熊本のブルーシャトウをはじめ、いくつか会員限定の高級ソープ店が存在する。会員、もしくは会員の紹介者でなければ利用することができない。ただ、タイミングが良ければ一見でも会員になれることがある。
格安店(かくやすてん)
時間に限らず、2万5000円未満の金額で遊べるお店のこと。
喫茶店(きっさてん)
ソープ街では無料案内所の役割を果たすことがある。どのお店を利用するかが決まっていない場合には心強い味方になることもある。
義理風呂(ぎりぶろ)
お客さんのつかない女の子に対し、他店のボーイなどに頼んでお客さんになってもらうこと。「お茶消し」とも言う。この場合、お金はお客さんのつかない店舗側が払う。
くぐり椅子(くぐりいす)
椅子の下が空洞になっていて、女の子が椅子の下をくぐって、お客さんの股間を舐めること。
くるわ言葉(くるわことば)
江戸時代の遊郭で使われていた独特の言い回し。現在も「笑点」の林家木久扇師匠がたまに芸を見せるが、「わちき(私)」や「そうでありんす(そうです)」など、遊女は独特の言い回しで会話をした。これは地方から上京してきたことを隠すための配慮であった。
黒線(くろせん)
かつて米軍兵士がたくさんいた時に、黒人兵士を相手に売春していた地域のこと。現在は絶滅している。
K(けー)
1000円を表す単位のこと。例えば87Kと言われたら8万7000円のこと。
激安店(げきやすてん)
時間に限らず、プレイの総額料金が1万円未満のお店。近年、このお店が増えている。
月刊MAN-ZOKU(げっかんまんぞく)
ソープ情報が充実している男のバイブル的な月刊誌。グラビアも豊富で、ソープ選びに欠かせない風俗誌の雄。
けっとばし屋(けっとばしや)
江戸時代はスタミナをつけるための馬肉料理店が軒を連ねた。これらの料理屋は「毒消し屋」とも言われ、性病対策のおまじない的な意味も込められていた。
客引き(きゃくひき)
店舗の前に立ち、お客さんを呼び込むボーイのこと。ソープ街の風物詩となっている。
ゴールドチェア(ごーるどちぇあ)
スケベ椅子のうち、金色をした椅子のことで、みんなが想像するスケベ椅子はコレ。
恋人派(こいびとは)
技やテクニックではなく、恋人のような雰囲気やムードを重視する女の子のこと。反対語は「お仕事派」。
高級ソープ嬢シリーズ(こうきゅうそーぷじょうしりーず)
ソフトオンデマンドが発売しているAVシリーズ。昨今は他メーカーも発売しているが、基本的に一人称のカメラワークで進んでいき、有名AV女優が高級ソープ嬢としておもてなししてくれる。
高級店(こうきゅうてん)
一般的に120分の総額料金が5万円以上のものを「高級店」として扱う。
小僧(こぞう)
貧乏ったらしい若い客をボーイなどが侮辱的に呼ぶ言葉。クーポン券を駆使したあげくに値切ったり、やたら細かいクレームをつけたりと、VIP客とは程遠い客のこと。
コンパニオンクラブ(こんぱにおんくらぶ)
ソープランドのこと。

【さ行】

サービス料(さーびすりょう)
いわゆる女の子に払うお金のこと。女の子はサービス料の中からロー●ョンや光熱費などの雑費を支払うため、すべてが純粋に女の子の収入になるわけではない。
ショート(しょーと)
店舗が定める一般的なコース(一般的には120分前後)より短いコースのこと。
尾類(じゅり)
教養や芸を身に着けた沖縄の女性のこと。かつて沖縄の遊郭で働く女の子は芸達者だった。
素人店(しろうとてん)
ソープ店は女の子のテクニックを味わうことも醍醐味だが、テクニックを習得するのには経験が必要なため、素人感をウリにしている店。
スケベ椅子(すけべいす)
最近は形もさまざまだが、ソープランドには必ず置いてある凹型の椅子。もともと介護用に開発されたものだが、「ソープと言えばコレ」と言えるほど定番になってしまったため、このような名前で呼ばれるようになった。そして、このスケベ椅子にもいくつか種類がある。
潜望鏡(せんぼうきょう)
女の子が浴槽の中でお客さんの腰を持ち上げてフ●ラをする技。
総額(そうがく)
ソープランドの利用料金は入浴料とサービス料に分かれているが、これを合わせたもの。
送迎(そうげい)
吉原や雄琴温泉のように駅から離れた場所にあるソープ街では送迎が無料でついている。
早朝(そうちょう)
朝6時や7時から営業していること。日の出とともに営業している店舗もある。料金が安いこともあり、ソープ通には人気。
即即(そくそく)
シャワーを浴びる前に即尺・即BTプレイをすること。

【た行】

大衆店(たいしゅうてん)
120分の総額料金が2万5000円~4万円のお店。格安店より価格が高く、中級店より価格が安い。
タク送(たくそう)
ソープランドの送迎車が間に合わない場合、タクシーを利用することになる。高級店では店舗がタクシー代を負担してくれることが多く、格安店では自腹になることもある。
ダブル(だぶる)
基本時間の2倍をプレイすること。高級ソープ店では一律120分と決まっていたりするが、ダブルであれば240分となり、4時間のプレイとなる。入浴料やサービス料は純粋に2倍かかる。
たわし洗い(たわしあらい)
陰毛をたわしに見立て、陰毛に石鹸の泡をつけて手や腕を洗うこと。
辻売り(ちーじうい)
沖縄の辻遊郭に女性を人身売買していた人たちのこと。当時は沖縄の貧しい女の子たちが売られていた。現在はほぼ絶滅していると考えられるが、都市伝説のように今もあると語られることがある。
中級店(ちゅうきゅうてん)
120分の総額料金が4万円~5万円のお店のこと。大衆店より料金は高く、高級店より料金が安い。
ちょんの間(ちょんのま)
女性とのアレを楽しめる場所であるが、「お風呂」であるソープランドとはまったく異なる。また、プレイ時間も極めて短い。
壺洗い(つぼあらい)
泡姫が男性の体を洗い、自らの体も洗う際、男性の指を使ってマ●コを洗うこと。洗体の際の手マンのこと。
店外(てんがい)
女の子を店の外に連れ出し、デートをすること。料金は同じ。
登楼(とうろう)
昔は遊郭に行って遊ぶことを意味していた。現在はソープランドに遊びに行くこと。
特殊浴場(とくしゅよくじょう)
価格が定められている「銭湯」以外の入浴施設のこと。ソープランドは、この「特殊浴場」というカテゴリーに分類される。ただ、スーパー銭湯や健康ランドも「特殊浴場」のカテゴリーに入る。ソープランドは何かと厳しい目を向けられがちなので、業界をあげて健全化を打ち出そうと努力しており、各地で特殊浴場協会が存在する。地元警察と連携して防犯に努め、衛生管理の徹底も掲げている。
飛ぶ(とぶ)
女の子が連絡もなく店を辞めてしまうこと。江戸時代の遊郭では絶対に考えられないことだったが、現在は簡単に飛べるので、女の子との出会いは一期一会である。
トリプル(とりぷる)
基本時間の3倍をプレイすること。一律120分の店舗でトリプルであれば360分となり、6時間のプレイとなる。入浴料やサービス料は純粋に3倍かかる。
ドリンク(どりんく)
部屋で一服する際に女の子から進められる。女の子が内線電話をかけると知らぬ間に届けられるシステムだったりする。そして、意外とメニューが豊富で驚かされることも。
トルコ風呂(とるこぶろ)
1984年に改名されるまで「ソープ」は「トルコ(トルコ風呂)」と呼ばれていた。中東圏には「ハンマーム」という女性がベールを入浴する施設があり、これに衝撃を受けた外国人たちの間で語り継がれていたものが性風俗のイメージとつながり、このように呼ばれていたと考えられている。しかし、トルコ人からのクレームにより改名された。その改名に至るまでの過程に関わった人物の一人に小池百合子(現・東京都知事)がいる。
トロピカルラウンジ(とろぴかるらうんじ)
ソープランドのこと。

【な行】

入浴料(にゅうよくりょう)
ソープランドは「風呂屋」なので、店舗に払うお金が入浴料となる。
二輪車(にりんしゃ)
女の子2人と男性1人でプレイをすること。料金は当然、2倍かかるのだが、二輪車をウリにしている店もある。
二回戦(にかいせん)
男性が2回発射すること。時間が長いので、元気なら2回・3回と発射できる。

【は行】

白線(ぱいせん)
赤線や青線は日本人が対象だったが、「白線」は米軍の白人兵士を対象とした風俗店のことを意味していた。現在は絶滅している。
花時計(はなどけい)
女の子がおなかの上で回転すること。
花びら回転(はなびらかいてん)
女の子が途中で入れ替わってプレイをすること。
バニークラブ(ばにーくらぶ)
ソープランドのこと。バニーちゃんは出てこないことが多い。
パンパン(ぱんぱん)
沖縄に在留している米軍兵士を相手に立ちんぼをしていた日本人女性のこと。貧しかった当時の沖縄の娘たちは、米軍兵士の恋人になることがステータスだったこともある。
引手茶屋(ひきてぢゃや)
遊郭にあった茶屋の一種で、高級遊女と遊興する際は、まずは引手茶屋の世話になった。現在の情報喫茶のような役割だが、当時はここで飲食もでき、指名した遊女が迎えに来るスタイルだった。
姫予約(ひめよやく)
ソープ嬢と仲良くなって連絡先を交換し、女の子を経由して予約すること。
部屋持ち(へやもち)
本指名の多い泡姫には店舗が「専用の部屋」を用意してくれる。自分の部屋となるため、部屋の飾りつけも自由にでき、「部屋持ち」は人気の証となる。
フォース(ふぉーす)
基本時間の4倍をプレイすること。一律120分の店舗でフォースであれば480分となり、8時間のプレイとなり、ほぼ女の子を一日貸し切ることになる。入浴料やサービス料は純粋に4倍かかり、吉原の高級店で120分の総額が8万7000円となっているため、その4倍ということは34万8000円となる。
部屋貸し(へやがし)
自店舗の部屋が足りなくなったお店に、他店が余っている部屋を貸すこと。
部屋借り(へやがり)
自店舗の部屋が足りなくなったお店に、他店が余っている部屋を借りること。
ボーイ(ぼーい)
ソープ店で働く男性従業員は「ボーイ」と呼ばれる。ボーイは女性のサポート全般、受付、送迎などをすべて引き受け、高級店に行くほどボーイの接客は良くなる。
ボディ洗い
石鹸の泡ではなく、お湯に溶いたロー●ョンで体を洗うこと。簡単に言うと「ロー●ョンを使った全身MTプレイ」のこと。

【ま行】

前金(まえきん)
ソープ店では前払いが前提となっている。受付で入浴料、女の子にサービス料を払うなど、二度にわたって払う場合もあれば、受付で一括して払う場合もあり、店舗によって異なる。
マグロ(まぐろ)
女の子が横たわったまま何もしないこと。
待合室(まちあいしつ)
女の子の準備ができるまで客が待機するための部屋。高級店ほど待合室は豪華になり、ホスピタリティが手厚くなる。
回し部屋(まわしべや)
部屋持ちの女の子が独占していていない一般の部屋。さまざまな女の子がその部屋を使うことになる。
店取り/店落ち(みせどり/みせおち)
お店の取り分・利益のこと。男性従業員の給料はここから出る。
無料券(むりょうけん)
風俗雑誌などに付いている入浴料を無料にする券。すべてが無料になるわけではなく、サービス料はかかるので要注意。

【や行】

遊郭(ゆうかく)
遊女(売春婦)が集団的に居住、売春業が公認されていた特定の地域のこと。
遊女(ゆうじょ)
江戸時代におけるソープ嬢のこと。
湯女(ゆな)
江戸時代の銭湯では、営業時間中は客の背中を流し、衣服の世話までして、営業後は化粧をして三味線などを弾き、最後はエッチまでしたサービス嬢のこと。もちろん、現代の日本には存在しない。
吉原年齢(よしわらねんれい)
吉原のソープ店では、ほぼすべての店がサバ読みした年齢を採用している。1歳や2歳のサバ読みならデリヘルでもよく見る話だが、吉原のサバ読みは10歳や15歳、下手をすると20歳ぐらいサバ読みしている場合がある。想像のナナメ上を行くレベルのババァが出てきて驚くのが「吉原あるある」なので、独特の文化が存在することは覚えておいた方がいい。

【ら行】

ランカー(らんかー)
店舗の人気ベスト5ぐらいに入る女性。ソープはパネマジや年齢詐称が激しいことから初心者はランカーと呼ばれる人気嬢に入るとハズレが少ないとされる。

【わ行】

和風ソープ
お城のような造りになっているソープランドのこと。
ワンツー(わんつー)
入浴料1万円、サービス料2万円、総額3万円のお店のこと。かつては高級店の代名詞だったが、現在は物価の上昇に伴い、大衆店の代名詞となっている。

※2017年6月26日現在。
※地域によって異なる場合がございます。