一攫千金を夢見て風俗経営を志す方も多いが、やはり開業資金としての軍資金が少ないと失敗する確率がかなり高いということが明らかになった。そしてフーコマン氏は開業資金の他に「経営者としてのビジョン」が必要だと語る。
「『風俗が大好き』という衝動は大事ですが、それが果たしてビジネスになるかを一度再検討していただくことも必要です。成功する人の共通点として、『最初からビジョンが見えている』かどうか。デリヘルだから、風俗だから簡単に開業できるだろうと考えていると成功しません。価格帯や周辺店舗の細かいリサーチが大切です。問い合わせの段階で、『この部分が甘いですよ』とダメなポイントを私が指摘した際に『そうなんだけどねー』、『ま、そのときは！』とおっしゃる方は、厳しい言い方かもしれませんが、失敗するだろうなという即時にわかります。風俗店経営に関わらず、開業の際には十分な軍資金、そしてしっかりとした事業計画が絶対的に必要です。」（フーコマン氏）
しかし例え十分な開業資金を用意し、事業計画を練ったとしても、風俗業界という特殊な業界のバックボーンがなく、成功するビジョンが中々見えないという方が多い。その際には、成功した経営者の例を挙げて説明するという。
「開業資金をかなり準備した高級店経営者の方は、プロダクションと契約し、元AV女優の女の子や数名用意しました。毎週２回から３回出勤させ、保証代も必要経費費として見てお店を運営していって、ユーザーに浸透し始めるまでだいたい半年位かかってそこからだんだん軌道に乗ってきた感じですね。」（フーコマン氏）
