SP企画

今から7年前、日本オナホ開発機構の研究者だった四股田浩平は、精子が宇宙まで飛んでいきそうになる新型オナホール「セイシーン」の開発に携わるも、その射精に失敗し、責任を取って退職。エステとオナクラの聖地・蒲田にある実家の「四股田製作所」を継ぎ、世界で初めて、マ●コではなく、手コキ感を味わえるオナホール「テコキシステム」を開発。手コキ感を忠実に再現するため、何度もテストを繰り返した。

絶妙な手コキ感を味わえる「テコキシステム」を開発していた「四股田製作所」の四股田浩平は、買収を目論み、特許侵害で訴えてきた「ナカダシ工業」との訴訟に和解。その頃、純国産オナホールで精子を宇宙まで飛ばす「さぁ出すよ計画」を進めていた超一流企業「テーコキ重工」の部長・財面満男は、「テコキシステム」の特許買い取りを目指して動いていた。「テコキシステム」の特許をわずかな差で四股田製作所に先を越され、プロジェクトが行き詰まっていたのだ。

「なんとしても四股田のテコキが必要だ!」

財面は四股田製作所を訪れ、特許の買い取りを申し出た。ところが、四股田の回答は「部品供給をしたい」。特許の買い取りでもなく、使用許可でもなく、部品供給・・・。それはすべての部品を内製化にこだわる「テーコキ重工」の社長・電間秀喜の意に反するものだった。しかし、四股田は財面を工場の中へと案内する。

「うちのオナニーは、手作業が多いんです。」
「機械は使わないんですか?」
「はい、確かにローターやエネマグラを使うオナニーは気持ちがいい。だけど、職人の手に勝る感覚はありません。3分もあれば、どんな人でも射精しますよ。」 「なるほど。」

「ここがうちの研究室です。エロレベルは7です。」
「・・・『7』ですか?」
「えぇ。ソフトオンデマンドの最新DVDがすべて揃う最高の環境です。町工場と言えど、ここまでやらなくちゃ最高のオナニーはできない!」
「すごいっ!!」

実は、財面の父親もアナルパールを作る下町の工場を経営していた。しかし、新しいアナルパールの開発のために投資をしては、従業員に文句を言われ、次々に社員が離れていく様を見てきた。「というか、なんでアナルパール一筋なんだよ!」。
さっそく財面は、四股田のテコキシステムを使用するよう、会社に提案をしたのだが、電間社長の意に反するとあって、主任の揉山が「四股田製作所」の審査をするように指示された。審査で不甲斐ない結果に終われば、四股田製作所の部品供給の可能性はなくなるからだ。
さっそく、「テーコキ重工」による審査が始まった。

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