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kaku-butsu×予防会・覆面調査団員の心得

「覆面」という性質上、その正体や生態が謎に包まれているkaku-butsu覆面調査団員という集団。その合格率は約0.4%(2019年末時点)という狭き門であり、ますます興味を引く存在となっている。
そこで今回は、医療法人社団・予防会様とのコラボ企画により、kaku-butsu記者がインタビュアーとなり、調査団員になるコツや、調査団員としての心得、風俗に対する想いや、性感染症予防への取り組みについて、kaku-butsu設立初期から団員活動を続けるA氏に語ってもらった。

-kaku-butsuの覆面調査団員の合格率は約0.4%の狭き門であると言われていますが、この選考に合格する秘訣のようなものはあるのでしょうか。

選考過程で実際に調査レポートを作成するのですが、文章の構成などの面でコツがあるとすれば、単なる体験談、体験記になってしまわないよう気を付けることでしょうか。
風俗のようにコミュニケーション自体が商品となっている業態は、お互いの相性、その日のコンディションなどによって変わってしまうものなので、例え同じ店舗や同じ女性を相手にしても、私が受けたサービスを他の誰かが同じように受けられるという保証はありません。
例えば、服をネット通販で購入する場合に、自分の身長も体重も明かしていない人たちによる「ちょっと大きめでした」「ちょうどよかったです」というレビューがあっても、全く参考にはなりませんよね。

-わかります、「あなたにとってはそうなんでしょうけど…」というレビュー。

しかし、「着丈62cm、身幅58cm、袖丈30cm…」という情報を提示してもらえれば「身長185cmの私には短いかな」「やせ型の僕はゆったり目のコーディネートで着よう」と、自分に当てはめて想像することが出来ますよね。
同じように、風俗のレポートも「こんなプレイをしてきました」という情報よりも、「こんな女性でした」という情報を提供した方が、その情報から「自分とプレイした場合」を想像しやすいと思います。
当然、「こんなプレイ」よりも「こんな女性」の方が抽象的になる分だけ、評価や表現の難易度は高いのですが、だからこそ、そういった視点でレポートを作成できる人材は貴重であり、合格率も高くなるのではないでしょうか。

-読み手の立場をしっかりと想像できる能力が求められるということでしょうか。

そうですね、読み手の求める情報を提供するという意味でもそうですし、面接でも、カクブツ側の面接官の目に自分の姿がどのように映っているのかを把握して、相手の理想に近い振る舞いをするという面での想像力が必要ですよね。
また、実際の調査時にも、女性の魅力を引き出す為には相手の立場に立って物事を考えるということが大切ですし、なによりも、調査対象の言動の裏にある意図を想像出来なければ正確な評価は出来ませんので、調査団員に求められるものを一言で表すならば、『想像力』が最も適切なのではないでしょうか。

-長年の風俗経験の中で見つけた「より良いサービスを受けるコツ」のようなものがありましたら教えていただけますでしょうか。

当たり前のことで申し訳ないのですが、清潔にしていきましょうという一点です。
「清潔感」と言ってしまうと人によって解釈が異なり難しいので、「清潔」という表現にさせていただきます。
例えば、会社帰りなどの場合は仕方がないですが、行く前にシャワーを浴びられる状況ならば浴びていくとか、服も洗濯された綺麗なものを着ていくとか、ヒゲを剃るとか、歯を磨くとか、どれも難しいことではありません。
ただし、家でシャワーを浴びてきたからといって、プレイ直前のシャワーを断るのはNGです。相手の女性にしてみれば、きちんと洗ってきたのか、それとも雑に洗ってきたのか、プレイ前には見分けようが無いのですから、そこは自分の手でしっかりと洗って安心したいですよね。
時間や手間を惜しんでシャワーを渋る男性も多いと聞きますが、体の接触がメインとなるサービスを今から受けるという状況の中で、「この人の体に触れたくない」と思われてしまうことの方が、どう考えても損だと思います。

-当たり前のマナーを守ることが大切ということですね。

男性の悲しい性(さが)と言いますか、普段はきちんとしている人でも、いざ性欲が絡むと当たり前の判断が出来なくなるというのは、皆様も心当たりがあるかと思います。
先ほどから偉そうに語っている私もそうですし、高等教育を受けてきた方や社会的地位の高い方が下半身スキャンダルで失脚するなんてことも、世の中にはありふれた話ですよね。
だからこそ、当たり前の行為が出来るというだけで、そういった方々へのアドバンテージを得られるのではないでしょうか。

-時間を守る、乱暴な言葉遣いをしない、荒っぽい触り方をしないなど、当たり前のマナーを守れる男であれということですね。

また、今回は予防会様とのコラボ記事なので特に強調させていただきたいのですが、性感染症の検査をしっかりと受けるということも、その中の一つですよね。
そこを疎かにした為に女性が性病に罹ってしまい、お仕事を休まざるを得なくなったり、最悪の場合は退店にまで追い込まれる。それがいくつも積み重なっていけば、今以上に「風俗=性病」というイメージが蔓延することになり、当然ながら風俗で働きたいと考える女性が減るため、全体的なレベルは下がりますよね。容姿やサービスのクオリティの高い女性の希少性が高まることにより、価格も高騰してしまうのではないでしょうか。
世の女性が風俗で働く際の不安要素を少しでも削り、業界全体のレベルを上げるということも、より良いサービスを受けるコツの一手段と言えるかと思います。

-女性や業界と同じく、自分の身を守ることにも繋がりますよね。

そうですね。風俗というと、どうしてもパートナーに隠して利用する方が多いかと思われますが、性感染症に罹患したことから風俗利用が発覚してしまうことも大いにあり得る話です。たった一度の罹患が自分の人間関係や人生設計を壊してしまう恐れがあるとなると、検査にかかる手間やお金を惜しむというのは逆にデメリットだらけと言えるのではないでしょうか。

-Aさんも定期的に検査を受けていらっしゃるのでしょうか。

はい、我々カクブツ調査団員は運営からの指示もあり、予防会による検査費の協力の下、月に一度の検査が義務付けられています。 ご協力いただいている理由としては、カクブツが掲げる「風俗業界の健全化」という理念への共感や賛同、調査団員の安全、風俗店で働く女性たちへの敬意など、さまざまな理由があるようですが、何よりも重視されているのは、風俗ユーザーの皆様が安心してサービスを受けられる環境作りの為だと聞いています。

kaku-butsu調査団員 感染症検査実施状況

-そういった試みが成功すれば、風俗業界も活性化しそうですね。

おっしゃる通りです。ただ、その為には一部の風俗ユーザーが気を付けていれば良いという話ではありません。この、定期的に検査を受けるという習慣が全ての風俗ユーザーに広まらなければ、なんとなく世の中に根付く「風俗=性感染症の温床」というイメージを、いつまでも払拭出来ないままの状態が続いてしまいます。

-性感染症の予防というのは、風俗ユーザー全体で取り組んでいかなければいけない問題であるということですね。

その通りです。性感染症の検査というと面倒なイメージもありますが、我々が普段利用している検査キットを使う方法ならば、短時間、低価格で検査を完了することが出来ますので、一度も検査を受けたことがない、殆ど受けないという方は、そちらを試してみてはいかがでしょうか。

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